~『完全なAI』と『人間の心』に違いはありますか?~
人知を超えた『アンドロイド』と『男子高校生』が巻き起こす波乱の日常が始まる‼
『最近アニメにハマった人』、『何か面白いアニメを探している人』へ向けて、わたくし”ヲタがい”のおすすめアニメを毎週土曜日にご紹介していきます!
今週は2018年に放送されたSF/バトルアクション作品『BEATLESS』をご紹介します!
人型アンドロイドが普及し、人間と共存するようになった世界ー
見た目は同じでも、「ヒト」と「モノ」を区別し歪に共存する社会に突如現れた
『人智を越えるアンドロイド<人類未到産物>』によって人間社会が大きく変わりだす‼
「魅力的なキャラクター」と「最後まで先の読めないストーリー展開」は必見です👏
ヲタがいおすすめアニメ:「BEATLESS(ビートレス)」
それは、人間と人智を越えた存在との決別と共存の物語。社会のほとんどをhIEと呼ばれる人型ロボットに任せた世界。17歳の少年・遠藤アラトはある日一体のアンドロイド・レイシアに出会い、オーナー契約を交わす。一見人間とそっくりなそれは、世界を驚かすほどの性能を備えた超高性能AIが生み出した、人智を越えるアンドロイド<人類未到産物>5体のひとつだったーー。5つの機体はそれぞれ意味を持ち、互いの性能を求め戦いはじめる。その戦いを傍観することしかできない大人たちと、その存在に近づき新しい関係を試みる少年たち。未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。進化しすぎた機械と、人間世界を繋ぐのは何か?便利になりすぎた時代で何が大事で何が必要なのか、アラトは人間よりはるかに優れたアンドロイド・レイシアと出会ったことで未来への選択と、人間とモノとの関係の答えを求められる――。
引用:BEATLESS | アニメ動画見放題 | dアニメストア (docomo.ne.jp)
放送時期:2018年 / 話数:全24話
~本作の内容をサラッと解説~
こちらは長谷敏司先生によるSF小説のアニメ化作品になります!
「hIE(ヒューマノイド・インタフェース・エレメンツ)」と呼ばれる人間型ロボットと人間が共存する近未来を描いたSF作品。
あくまで『モノ』として扱われる『hIE』に対し、「ヒト」として接し続ける主人公の新は、
ある事件をキッカケに「レイシア」と名乗る美しいhIE出会う。
そのhIEはただの人型ロボットではなく、とある施設からから脱走した『知能・性能』ともに人の領域を遥かに超えた『アンドロイド』5体のうちの1体だった!
『人智を越えるアンドロイド』と『アンドロイドを信頼する人間』が出会い、「ヒト」と「モノ」を超えた新たな関係が生まれ始める‼
圧倒的な性能を持つhIE達のアクションバトルと、
その知能がもたらす「人間社会の行く末」を描いたSF/バトルアクション作品となっています!
魅力的なキャラクター達のバトルアクション、
『アンドロイド』を対等な存在ではなく『モノ』として扱う人間の自尊心や、
「心」を持たないはずのアンドロイドが人の心を動かしていくストーリー展開に引き込まれました‼
あまり話題に上がらない作品でしたが、個人的には「バトルアクション」も「ストーリー展開」も見応えある素晴らしい作品でした👏
皆さんもぜひ一度観てみてください‼
■『「AI」を題材にしたSF作品のシリアス展開』が面白い‼
「AI」をテーマにした作品は『シリアス展開』の面白さが特に重要なんですよね👏
シリアス展開が弱いとチープに感じるのですが、24話のボリュームがあったおかげでその辺も凄く見応えがありました‼
『日常シーンの可愛いさ』と『戦闘シーンのカッコ良さ』が映える魅力的なキャラクター達が凄く良い‼
本作は個人的にキャラクターデザインがかなり強い(魅力的)な作品でした‼
ヒロインとなるhIEの「レイシア」をはじめ、人知を超えたアンドロイド「5体」が単純に可愛くて、カッコいい‼
ボーイミーツガール的な要素満載の日常シーンは、キャラクターの可愛いシーン(特にレイシア)が詰まっており、
心がないはずのレイシアが魅せる「喜怒哀楽」の感情が垣間見えるところはグッときました。。
あまり抑揚のないしゃべり方をする「レイシア」だからこそ、感情が垣間見えるシーンの破壊力がすごかったですね(笑)
しかし、ひとたび戦闘シーンが始まると、レイシア級hIE達が持つそれぞれの『特殊な武器』を使って戦うSF/アクションがめちゃくちゃカッコ良かった‼
人間では容易に対抗できない強大な力を持つ『特殊な武器』で、
襲い掛かる人間たちを蹴散らしていく『最強感』も魅力的だったし、
同じレイシア級hIE同士の戦いでは、互いの『能力・武器』が激しくぶつかり、
「強者×強者」という構図になるバトルシーンも凄く熱かったです👏
本作を観て『やっぱりキャラクターデザインってめっちゃ大事だよなぁ~』と思わされましたね(笑)
2018年の作品なので、パッと見では少し作画が古く見えますが『魅力的なキャラデザ』、そして『声優さんの演技』のおかけでかなり見やすいアニメとなっていました‼
皆さんもぜひ、この「可愛い」と「カッコいい」のギャップを楽しんでみてください‼
本作のキーワードである『アナログ・ハック』と後半のシリアス展開が良い意味でヤバかった‼
『AI』をテーマにした本作の重要なキーワードとして『アナログ・ハック』という言葉が出てきます‼
この「アナログ・ハック」は作中の『造語』なのですが、これがストーリーの中でとても重要なワードとなっています。
考えるよりも速く、視覚をはじめとする五感で感情が動いてしまうという意識のセキュリティホールを狙い、人間の“アナログ的な意識”をハッキング(誘導・改変)することを、アナログハックという。(引用:KEYWORDS|TVアニメ「BEATLESS ビートレス」公式サイト (beatless-anime.jp))
という内容なのですが、例を挙げて言うと、、、
『初めは警察官の指示に大人しく従っていたが、、、、実はその警察官が「アンドロイド」だと気づいた瞬間、横柄な態度を取り出す。』
ここでは『極めて人間に近い警察官の格好(見た目)を利用し、周囲の人間を従わせる』というアナログ・ハックが働いているわけですね!
こうした視覚情報だけでなく、「会話」等によって「意識」や「行動」が変わってしまうこと ー
その「プロセス」そのものを『アナログ・ハック』と呼んでいます。
これが作中のシリアス展開にハマっていて凄く面白い‼
自分がアナログ・ハックされている事に気づかず、誘導されていたり、
『自分が今感じているこの感情は、アナログ・ハックされた事で生まれたものではないのか』と疑心暗鬼になったり、、
登場人物たちの『自分や周りの感情に疑いを持ち始める』という展開が、シリアスストーリーをより面白くしてくれました👏
特に物語後半、16話の『アナログ・ハック』の破壊力半端ない‼
私もアナログ・ハックされてました(笑)
心を持たないアンドロイドを『モノ』とみるのか、『ヒト』とみるのかという部分にもフォーカスした展開も中々面白かったです‼
シリアスで先の読めないストーリー展開が魅力の本作‼
きっと皆さんも、いつの間にか『アナログ・ハック』されてしまいます‼
作画・声優さん・音楽のクオリティーは⁉
最後に「作画」・「声優さんの演技」・「音楽のクオリティー」については下記の通りです!
作画 | 声優さんの演技 | 音楽 |
---|---|---|
★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
【作画】
2018年の作品なので、今の作画と比べると少しレベルは落ちるかも。。
私はこの頃の作画めっちゃ好きではあるんですが、アニヲタの感想です(笑)
制作会社はデュオメディアさんで、近年の作品では「転生王女と天才令嬢の魔法革命」を手掛けてましたが、作画クオリティーは高い会社です👏
特にキャラデザが毎回素晴らしい気がする。。
もちろん、原作者のキャラデザが素晴らしいおかげですが、
そのキャラクターを、アニメ作品のキャラデザに落とし込むレベルが凄く高い制作会社ですね👏
【声優さんの演技】
ヒロインを務めた「東山奈央」さんの演技は、流石というべきか、、、めちゃくちゃ良かったです!
5体のレイシア級hIEのキャラが際立つ作品でしたが、どのキャラも雰囲気と声がめちゃくちゃハマっていました👏
魅力的なキャラクターが本作のキモでもありましたので、
本作の面白いさという部分では、間違いないく声優さんの力あっての事だと思います!
個人的には雨宮天さんが演じる「自己中心的で暴力的なキャラ」というのが新鮮でした(笑)
※かなり可愛げのあるキャラを演じる印象が強かったので、ギャップで風邪ひきそうでした。
【音楽】
本作の音楽はかなりレベル高かった👏
特に「BGM」演出が凄く良かった!
キャラクター達の「不安」・「緊張」・「高揚」といった感情を、様々なBGMを流す事で演出しており、
感情移入しやすいシーンが多かったです‼
こういう細かい演出が、知らぬ間にアニメのクオリティーをあげているんだろうなぁ。。。
そして主題歌もアニメ好きには有名どころの楽曲でテンション上がりました‼
個人的には、やっぱり第1期のOP/EDの楽曲かなぁ。。。
■OP主題歌:GARNiDELiA 「Error」
■ED主題歌:ClariS 「PRIMALove 」
PVを観たら感じたと思いますが、OPは作品のSF/アクションの雰囲気がハマっていて、
めちゃくちゃテンションあがる楽曲となっています‼
EDも『ClariS × kz』の組み合わせは相変わらずの最&高でした👏
皆さんもぜひ音楽のクオリティーも楽しんで頂けたらと思います‼
最後まで読んで頂きありがとうございました!
「SF/アクションバトル」×「可愛いキャラ」という印象が強い作品でしたね‼
全24話と見応えのある作品なので、割と時間に余裕のある人は『BEATLESS』をぜひ観てみて下さい👏
SF要素のある作品は、バトルアクションもそうですが「感動アニメ」のジャンルでも多いですね!
個人的にアンドロイド(人型ロボット)のSF作品でいうと「Vivy(ヴィヴィ)」や「プラスティックメモリー」といったところでしょうか。。
私のおすすめ作品の『ジャンル別 おすすめ作品』でいうと、アクションバトルより感動アニメの方が多いテーマでした!
興味のある人は是非下記記事も観てみて下さい👏
最後に『BEATLESS』の制作に携わった皆さん、素晴らしい作品をありがとうございました!
こういうAIとか、アンドロイドとかをテーマにした作品はストーリーが作りこまれているので私はかなり好きなテーマなんですよね👏
ここ1・2年はこういうテーマでストーリーがシリアスな作品はあまり観ていないので、またこういう作品が出てきてほしい‼
出てきたらそっこーで紹介しますね(笑)
ほかにも同じようなテーマでおすすめの作品があれば、是非コメントで教えてください👏
それではまた来週(@^^)/~
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