~戦場で”今”を生きる少年・少女達の物語~
過酷な現実を前に「信じた道を力強く生き抜く姿」に感動の涙が止まらない👏
『最近アニメにハマった人』、『何か面白いアニメを探している人』へ向けて、わたくし”ヲタがい”のおすすめアニメを毎週土曜日にご紹介していきます!
今週は2021年に放送され、覇権争いを繰り広げた感動のSF/バトルアクション作品『86―エイティシックス―』をご紹介します!
”エイティシックス”と呼ばれ「存在しない命」として戦場へ追いやられた少年・少女達ー
「死」と隣り合わせの戦場でも前を向き、現実を受け止めながらも『自分の人生』をしっかりと歩みながら、
必死に「今」を生きる姿に涙が止まりませんでした。
「ストーリー」・「作画」・「音楽」のどれをとっても近年稀にみるハイクオリティーのアニメ作品です‼
強く生きていく上で「大切な事」に気づかさてくれる神アニメ‼ 皆さんもぜひご覧ください‼
ヲタがいおすすめアニメ:「86―エイティシックス―」
ギアーデ帝国が開発した完全自立無人戦闘機械<レギオン>の侵攻に対応すべく、その隣国であるサンマグノリア共和国が開発した無人戦闘機械<ジャガーノート>。だが、無人機とは名ばかりであり、そこには”人”として認められていない者たちーエイティシックスーが搭乗し、道具のように扱われていたのである。エイティシックスで編成された部隊<スピアヘッド>の隊長である少年・シンは、ただ死を待つような絶望的な戦場の中で、ある目的のために戦いを続けていた。そこに新たな指揮管制官<ハンドラー>として、共和国軍人のエリート・レーナが着任する。彼女はエイティシックスたちの犠牲の元に成り立つ共和国の体制を嫌悪しており、”人型の豚”として蔑まれていた彼らを人間として接しようとしていた。死と隣り合わせに最前線に立ち続けるエイティシックスの少年と、将来を嘱望されるエリート才女。決して交わる事がなかったはずのふたりが、激しい戦いの中で未来を見るー。
公式引用:TVアニメ「86―エイティシックス―」公式サイト (anime-86.com)
放送時期:2021年 / 話数:全23話
~本作の内容をサラッと解説~
こちらは安里アサト先生によるラノベ原作のアニメになります!
ギアーデ帝国が生み出した完全自立無人戦闘機<レギオン>は、暴走の末に自国を滅ぼし、その脅威により隣国はレギオンとの戦争を余儀なくされていた。
各国がレギオンとの戦争を続ける中、隣国であるサンマグノリア共和国はレギオンに対抗すべく無人戦闘機<ジャガーノート>を発明。
それにより、共和国民は1人の死者も出さずその脅威をしのぎ、安全に豊かな生活を送っている。 ーわけでは無かった。
その実態は、、「人型の豚」と蔑まれ、差別により「人」として認められない存在とされた『86-エイティシックス-』
そんな86の少年・少女がジャガーノートに搭乗し、戦場で戦わされ、数えきれないほどの死者を出す事で守られた
ー『安全で豊かな共和国』であった。
そんな共和国軍の体制を嫌悪し、『86-エイティシックス-』に対して「人」として接するエリート女性軍人:ヴラディレーナ・ミリーゼ少佐(通称:レーナ)。
そんなレーナが『86-エイティシックス-』の精鋭部隊である『スピアヘッド戦隊』の指揮官として就任した事で、物語が大きく動き出すー
死と隣り合わせの戦場を生きる『86-エイティシックス-』の強く生きる姿、共和国民でありながらも共和国軍の体制を憎み抗い続けるレーナの戦い、
そして何より、各登場人物たちの『人間らしい部分』が凄く丁寧に描かれたヒューマンドラマに心揺さぶられる感動の作品でした‼
作画・音楽・ストーリー・声優さんの演技、アニメ作品で重要とされるどの部分をとっても『最高』という神アニメです。
まだ観たことない人は、ぜひこの後のおすすめポイントをみて全話一気見してください‼
■『原作小説3巻分』を2クールで濃密に描いた完成度の高いストーリー‼
原作3巻分のストーリーを、視聴者が観やすいように「時系列」を変えたり、オリジナル要素で保管していたり等、演出も含め『ストーリーの完成度』が本当に凄かった👏
まさに理想的なアニメ化作品でした‼
戦場で生きる少年・少女達が絶望の先でたどり着いた『生き方』を描いたシリアス展開がめちゃくちゃ面白い‼
本作は作画や音楽も非常にレベルが高いですが、やはり何といってもストーリーが本当に面白い‼
ライトノベル原作3巻分の内容を、『時系列の変更』や『アニメオリジナルの演出』を駆使しながら、
23話かけて描かれるストーリーは、内容もかなり深くて見応え抜群でした‼
いつも明るく笑いながら生活する『86-エイティシックス-』の少年・少女達は、一見、絶望的な戦場でも希望を忘れない
日常を過ごしているように見えるのですが、、、
ストーリーが進むに連れて、
ー 差別により『戦争の道具』として死と隣り合わせの戦場で生きる少年・少女達が、絶望的な現状を受け入れ、未来への希望を失い、『未来』を生きる事を考えなくなるほど『今』を必死に生きている ー
そんな少年・少女達の『心の内側』が見えてきます。
かなり苦しい展開ではありますが、、、、実はここからのストーリーが本当に面白いんです‼
『絶望』に苦しみもがきながらも『今』を生きる事で、
『絶望を受け入れながらも、それだけに囚われず、自分の生き方を自分で決めていく』少年・少女達の
ー『新たな人生への向き合い方』
ここのストーリー展開が本当に内容が深く、登場人物達の一言一言が胸に深く響きました‼
詳しい内容は是非本編を観て、ご自身で感じてほしいのですが、
「絶望」を前にしても、心折れず必死に今を生きる事の『難しさ』と、
心折れず必死に今を生きる登場人物達の『カッコ良さ』に心打たれるストーリーとなっています‼
私も社会人として「理不尽な事」や「辛い事」も多々ありましたが、
目の前の『嫌な事』に囚われて、復讐(やり返し)するのではなく、
『自分がカッコいい(尊敬できる)と思える生き方』を目指して行動していこうと考えるようになりました。
『自分の人生の舵を自分でしっかりと握って生きていく』登場人物達の『言葉』にどれほど心揺さぶられたか、、、
この作品の『差別』や『戦争』といったシリアスなテーマで描かれたストーリーの『絶望の大きさ』に比例して、
少年・少女達の『人生の向き合い方』に対する『憧れと感動の大きさ』も物凄く膨らんでいきました‼
※個人的には7話がマジでヤバイ刺さる。本当に全人類に観てほしい。
登場人物1人1人のセリフや表情、そして音楽によって熱量が上がっていくシリアス展開‼
物語が後半に進んでいくにつれて、どんどん深みが増し面白くなっていきます‼
きっと皆さんも、登場人物達の『生き方』にハッとさせられるシーンがたくさんあるはず‼
他の作品ではなかなか味わえない『内容が深く、圧倒的に面白いシリアス展開』‼
皆さんもぜひ本作を観て味わってください👏
『アニメ史上稀にみる最高のエンディング』全ての伏線を回収し、『感動』と『希望』に満ちた最終回が凄すぎた(´;ω;`)
本作はラスト2話が放送延期となっており、かなり時期が空いていました。。。
延期となって熱量も少し冷めてしまっていたのですが、実際に最終話まで放送が終了した瞬間から絶賛の嵐‼
紆余曲折はありながらも、最終的には『同じ道』を目指してきた『レーナ』と『86であるスピアヘッド戦隊』がついに横に立って歩みだそうとするシーン ー
視聴者がどれだけこの瞬間を待ち望んでいたか‼(´;ω;`)
そして、特にラストシーンの『演出』ー これがもう涙腺崩壊必須‼
少しネタバレになりますが、、、ファイド視点はズルいって(泣)
音楽の流れるタイミング、その歌詞、登場人物達のセリフ、テンポよく切り替わる映像
どれもがこれ以上ない演出となっていました‼
最終回で『私たちの戦いはまだ終わらない‼』という展開はよくあるパターンですし、
正直に言うとあまり好きではない展開なのですが、、、、
本作については、スタンディングオベーション状態でした(笑)👏
ここまでのシリアスな流れを全て回収しきるような『感動のエンディング』は、今まで観てきたアニメ作品の中でもTOP3に入る完成度でした‼
本当に見返せば、見返すほど色んな演出が散りばめられていて、1回観ただけじゃ気づけない(笑)
ストーリーの完結(※アニメ放送分としてですが)としては、蛇足もなく、物足りさもない ー
視聴者にとってかなり満足度の高い作品となっています‼
今からであれば放送延期となっていたラスト2話分も一気に見る事が出来るので、最終回まで熱量を落とさずに観れるのもめちゃくちゃ嬉しいですね‼
『ストーリー』、『音楽』、『声優さんの演技』、『演出』の全てが嚙み合った最高のエンディング‼
皆さんも是非、この感動を味わってみて下さい👏
作画・声優さん・音楽のクオリティーは⁉
最後に「作画」・「声優さんの演技」・「音楽のクオリティー」については下記の通りです!
作画 | 声優さんの演技 | 音楽 |
---|---|---|
★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
【作画】
作画クオリティーは★4つ‼
アニメ版のキャラクターデザインも非常に良かったですし、CGも入れた迫力あるバトルシーンも素晴らしかった‼
制作会社がA-1 Picturesさんという事もあり、『流石』という感じでしたね👏
アニメをあまり観ない人でも、かなり見やすい作画になっているかと思います‼
ストーリー部分だけでなく、エンディングの演出もかなり凝っていて、
全体的に作画のクオリティーが高い作品だと思いました‼
【声優さんの演技】
本作はシリアスな展開という事もあり、声優さんの演技がかなりストーリーの質に影響する内容でしたが、
文句なく素晴らしい演技でした(´;ω;`)
主人公のシンエイ・ノウゼン役の千葉翔也さん、ヒロイン兼第二の主人公となるヴラディレーナ・ミリーゼ役の長谷川育美さん等、声優の皆さんも他の作品で主役級を演じる方ばかりという事もありましたが、、
主人公以外のキャラクターの演技も、かなり熱が入った素晴らしい演技でした‼
なので、本作は男性キャラ・女性キャラ問わず人気の高いキャラクターが多い‼
いわゆる『カッコいい・可愛い』シーンだけでなく、『人間らしい』負の感情がぶつかるシーンも凄くリアリティーがあって、セリフの一言一言の重みが凄かったです。。。
『思わず見入ってしまう』ような緊迫感のあるシリアスシーンがたくさんあるので、皆さんもぜひご覧下さい‼
【音楽】
★7つ付けたいぐらいのクオリティーでした(笑)
今回は音楽担当として『澤野弘之さん』と『KOHTA YAMAMOTOさん』がプロデューサー兼楽曲作成も行っていたのですが、物凄いクオリティーでした‼
『場面ごとの緊張・喜び・恐怖といった「心情」に勢いを持たせるような』楽曲がマジでに凄かった‼
いわゆる『演出』という部分にあたると思いますが、『音楽の演出』無しには、アニメ作品としての『-86(エイティシックス)-』はここまで賞賛されなかったと思います。
登場人物達のセリフにこもった「感情」が、BGMで流れる音楽によって何倍にもなって押し寄せてきました(笑)
本作の一番の見所でもある『最終回のエンディング』でも素晴らしい音楽の演出がありました‼
シーンに合わせて視聴者の感情を揺さぶる曲調、作品のストーリーを汲んだ歌詞等、あらゆる部分において『86(エイティシックス)のために考えられた音楽』が詰まっていました👏
個人的にはED主題歌はかなりお気に入りです‼
■第1クールED主題歌:SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki「Avid」
■第2クールED主題歌:SawanoHiroyuki[nZk]:Honoka Takahashi『LilaS』
これに関しては本作を観た人は皆さん感じていると思いますが、作品の内容とED主題歌がハマり過ぎてました!
なので、この楽曲単体というよりかは『アニメ86』を観て、この曲の良さが倍増するといった感じでしょうか(笑)
アニメで『音楽の魅力』をこれだけのクオリティーで生み出した作品は、本当に稀有な存在だと思います!
本作の『音楽の魅力』も存分に味わってみて下さい‼
最後まで読んで頂きありがとうございました!
「作画」・「ストーリー」・「演技」のどれをとってもトップクラスという、非常に完成度の高い作品です‼
ジャンルとしては、「感動」・「SF/アクションバトル」といったところでしょうか。
今回の記事や、PVを観て気になった方は是非3話ぐらいまで視聴してみたください👏
※今なら『prime video』で1話無料で視聴できます👏
最後に『86-エイティシックス–』の制作に携わった皆さん、素晴らしい作品をありがとうございました!
いやー、本当に完成度の高いアニメでした👏
シリアス展開も多く、内容も単純では無いのですが、ストレス無く視聴出来ましたし、
それでいて『差別』や『戦争』といった重いテーマを扱っていながらも、凄く綺麗にまとまった作品です‼
「アニメ初心者」~「アニメヲタク」まで楽しめる『神アニメ』ですね‼
『2期来てほしい‼』という声もたくさん挙がっているようですが、あまりにも綺麗に最終回を迎えてしまったので、2期は難しいかなぁ~(´;ω;`)
もちろん2期が来たら全力で応援させて頂きます‼👏
『アニメ86に関する感想』や『同じようなテーマのおすすめ作品』等あれば、是非コメントで教えてください👏
それではまた来週(@^^)/~
※アニメ以降のストーリーは原作第4巻~となっています!
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